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自分のことが嫌いだった私。ハワイに留学をし、自分自身を好きになれた理由
- 2015/6/27
- ハワイへ留学したい, 英語を美しく話したい

自分に自信がなく何をやってもダメで、自分が嫌いだった私。そんな私がなんでハワイへ留学して自分を好きになれたのか。ただ英語を学ぶだけなら、アメリカ本土やカナダの方が絶対に良い。でもハワイじゃなきゃダメな理由がある。
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ハワイは英語を学ぶのに適さない
先日、ハワイを初めて訪れた友人から下のメールをもらいました。友人は東京で会社を経営している、35歳の男性です。
オレは先日ハワイへ行ってみて、あらためてハワイは英語の勉強に適さないと感じました。なぜなら、ハワイはほとんど日本語が通じます。遊ぶところもたくさんあります。
テレビでハワイのことをやっていても、ほぼ遊びに関することばかりです。そしてハワイは日本人が大量にいるため、本格的な英語を学ぶなら、カナダやアメリカ本土へ行った方が良いと思っています。
大抵の日本人はこう思ってるでしょうね。この考えをブチ壊すために私はこの記事を書いています。
このメールをくれた友人は、1週間未満というド短期の滞在。滞在中はほとんどワイキキ内で過ごされました。
ワイキキ内は日本人観光客であふれています。
観光地なので、多くの場所で日本語が通じます。
観光地なので、遊ぶところがたくさんあります。
皆さん「遊び」に来てるので、ワイキキには楽しい事がたくさんあります。
ワイキキでしか時間を過ごしてない人は、この人のように「ハワイは英語の勉強に適さない」と思うのは当然です。私がハワイ留学を決めた時、それはハワイで英語を習得よりもハワイで人生リセットの目的の方が断然大きかったです。
ネイティブとかにこだわるのはイケてない
でも、実際にハワイ留学をしてみて、「ハワイで英語を習得」の結果が「ハワイで人生リセット」になるとは思ってもみませんでした。「ハワイで英語の勉強なんかできるもんか!」と思ってるそこのあなた!ちょっと聞いて!
世界中で、私達日本人のような「ノンネイティブスピーカー」の数は、日本人が大好き、そして大崇拝する英語の「ネイティブスピーカー様」の数よりも、もはや多いって知ってました?
ネイティブとは、「原住の」とか「先住の」という意味。ネイティブスピーカーというのは、母国語を話す人ってことです。で、ノンネイティブスピーカーというのはその反対で、母国語以外を話す人という意味です。
ハワイで言えば、ネイティブスピーカーはハワイで生まれ育って英語を母国語としている人たち。ノンネイティブスピーカーは、日本人を始め、韓国人や中国人、フィリピン人で英語を話す人たち。
世界的に著名な言語学者デービッド・クリスタルは「母国語としてでなく、第二言語として使用する人の方が多い言語は英語以外にない」と言っています。これが、英語が「国際語」、「グローバル言語」と言われるゆえんです。
ここで私が何をいいたいか。それは日本人が大好き、大崇拝する「ネイティブスピーカー様」が話す英語だけを知り、「ネイティブスピーカー様」だけと英語でコミュニケーションを図る事を目的とするのは時代遅れなのです。
もちろん私達が英語を勉強するとき、「ネイティブスピーカー様」が使ういわゆる「標準英語」をモデルにするのは普通の事です。それはそれでいいのです。でも「ネイティブスピーカー様」とだけのコミュニケーションを目的にするのは時代錯誤、あなたのために何もならない。全然イケてないのです!
人種が多様だから違いを認められる
ワイキキのあるオアフ島は東京都の約70%という小さい島。この島では実に30以上の人種がそれぞれの言語を大切にしながらお互いの文化の違いを受け入れ、「英語」という共通語を使い共存しています。ノンネイティブスピーカーもたくさんたくさん住んでいます。
今のグローバル化された時代に必要とされてるのは、「ネイティブスピーカー様」だけでなく、このノンネイティブスピーカーの人達ともコミュニケーションが取れる能力。それが本当の意味での国際感覚を養う、ということです。
「えー、でもノンネイティブの人の英語ってなまってるしー。何言ってるかよくわかんなーい。」と、コミュニケーション自体を拒否ってしまう人がいます。あなたの英語を聞いて、そう思う人もたくさんいるはずです。
でもここでお互いが「あんたの英語ってなまってるからわかんなーい」とシャットダウンしてしまってはいけないのです!コリアンイングリッシュ、チャイニーズイングリッシュ、ベトナムイングリッシュ、サモアンイングリッシュ、フィリピンイングリッシュ、スイスイングリッシュなどなど。。。これを英語の「バラエティ」といいます。
このバラエティを聞き取れる耳を鍛えること、このバラエティを話す人達に理解してもらえる英語を話す事が、「ネイティブスピーカー様」にあなたの英語を理解してもらうのと同じくらい大事なのです。
早い話が「お互いの違いを認め受け入れる」、これは英語だけを見たときにも大切なことなんです。このメールをくれた私の友人の言うように、アメリカ本土やカナダに留学したらハワイほど人種が多様でないので、「ネイティブスピーカー様」の英語がやっぱり全てなんだな、と思い留学生活を終えてしまうのでしょうね。。。
みんな違ってていい、あなたも違ってていい
ああ残念。こうやって、いつまでも「ネイティブスピーカー様」の英語が優れていて「ノンネイティブ」の私の英語っていつまでもイケてない。。。と、ぜっかく留学したのに、自信を養うことなく、いつまでも劣等感を背負い続ける。。。ああ残念。
でもね、ハワイの人種は多様。「ネイティブ様」だけでなく、「ノンネイティブ様」もノンネイティブ英語で堂々と社会で働いて貢献してます。そう、堂々とね!
これを見ていると、「私の英語、これはこれでいいんじゃない?」と思えるのです。あれだけのお金と時間と労力をかけて学んだ英語に愛着が持てるのです。自分に自信が持てるのです。
みんな違ってていいじゃない、性格も考え方も、そして英語もね。今の私でいいんだ、と変な自信がつくんです。そして自信がつくと、何をやってもダメだった自分をそのまま受け入れ、自分が好きになれるのです。
これはアメリカ本土やカナダではできなかった経験、ハワイだからこう思えるようになったのです。この考えで私は自分が変われた、本土やカナダではなく「ハワイで」英語を知る事で人生が変えられたんです。
半分リラックスが目的だったハワイ留学、英語を勉強することでリラックス以上のものを手に入れた、これが何よりの収穫。ハワイ留学は自分が嫌いな人が、自分を好きになれる唯一の方法、と当時を思い出し、懐かしく感じた今日このごろでした。
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