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- 小さなミスやちょっとした意見の相違でバッサリ人を決めつけちゃダメ!

仕事において、男性、女性関係なく、人間は3種類にわけられる。
1.言われなくてもできる人間=考えるチカラ
2.言われた事しかできない人間=従うチカラ
3.言われた事さえできない人間=バカ
20代の時にこれを聞いた時、「自分は絶対1番だ!2と3になってたまるか!」と思っていました。「あっち側」ではなく「こっち側」にいるんだと。「あっち側」と「こっち側」と表現しましたが、明らかに自分の中で「上」と「下」という分け方をしてました。自分は見下される側よりも見下す側にいることで安心感を得てたんですね。
でもね、40過ぎると考え方が随分変わってきました。上とか下とかそういう分け方しちゃだめですね。だって、仕事ができない人でもそれなりにいいところが絶対あるんです。
仕事はできないけど、性格がいい人。アートのセンスがある人。お料理が上手な人。ポジティブな人。お菓子作りが上手な人。子供の世話が上手な人。おしゃべり上手な人。。。など。これは全て私にないものです。
私はこういう人たちを心から尊敬します。「仕事ができない」は事実かもしれないけど、その人達には必ずいいところがあるんです。そうやって考えるとうちの姉も実はその一人。働くのが嫌いで、OL時代はしょっちゅう病欠してました。
そんな姉を見ていつも私は「ダメだなコイツ。。。」と心の中で見下したものです。でも、出産してそんな考えが変わりました。娘が生まれてからの2ヶ月、何もかも初めての経験。ちっとも思うようにいかない。辛かったー。
過去に辛くて涙したのはたいていが友達、家族、恋人などの人間関係がらみ。でも何か?を「育てて」辛くて涙したのはこれが初めての経験でした。あの時は世の親達を心から尊敬しました。姉は3人の子持ち。この経験を3回もしたのか?!と考えた時、今まで見下しきて本当に申し訳ない気持ちになり、ひたすら反省しました。
だから最近は、上のように人をカテゴライズするのをやめました。人と接していると、必ずいやなところが目に付いちゃいますよね。でもそこはさらーっと自分の中で流してしまい、その人のいいところをなるべく見て、そこをとことん絶賛するようにしています。
そうすると面白いことに人間関係も自然とうまくいくんですよね。自分の心もなんだか軽くなりますよ。それに、能力の問題とは別ですが、正直この年になれば、いくらバカな女の人でも仕事以外にそれぞれ抱えてることがあるはずです。
家族のこと、子供のこと、夫、年老いていく親、恋人、自分の今の経済状況、これからの自分、老後のことなど。。。人生も中盤に入り、今まで考えなかった事を考え始める年齢になったな、と最近私自身痛感しています。
こういった他人には知りえないような問題を、それぞれ抱えながら皆毎日がんばってるんです!小さなミスやちょっとした意見の相違でバッサリ人をどういう人かを決めつけちゃダメ!と思うようになりました。
「仕事してたらそんな甘っちょろい事言ってられないんだよ!」という声が聞こえてきそうですが、まさにそうですね。そんな時、どうしても仕事ができない人が周りにいたらどうしよう、と考えるよりも、どうしたらそんなおバカさんにならないかを考えましょう。
与えられた仕事を一生懸命こなしていれば必然的に「仕事ができる人」になるはずです。それでも仕事ができなければその仕事はあなたに向いてなっただけの話。転職すればいいのです。
自分と会社にとって生産的でないと判断すればその職場にいても意味がないですからね。転職すると履歴書に書く時に「コロコロ仕事を変えて何しても長続きしない人」と思われるという心配があるかもしれません。
100%自分の力を出し切らないで転職を繰り返すのは良くないですが、出し切っての転職はOKです!仕事でも学校でも家の中でも、相手を批判したり、見下したり、軽蔑したり。。。
そんなネガティブな気持ちを持つよりも、相手の良いところをたくさん認めて、そしてそれを必ず相手に伝えると全てがうまくいきます!