
アメリカで一番ホームレスが多い州はハワイです。町を歩いてると、最近ますます増えたなーと実感します。
ハワイにホームレスが多い理由は、物価が高い事と暖かいお天気。
ハワイの物価の高さ
ハワイの物価は高く、スーパーでの食品、野菜はともかく、マクドナルドなどのレストランチェーン店もハワイの値段は本土より高いです。そして家賃。わが家は築40年の1LDKでなく1LKに毎月16万円を払って賃貸しています。
高いのに狭いよ~。1年前に必死で探してやっと見つかった物件がこれです。ワイキキ近辺だけでなく、いわゆる「貧困層」が多く住居する地域ですらこれに近い金額です。どこの社会でもそうなのかもしれませんが、ハワイは中級階級にいるものが一番大変な気がします。
ハワイの暖かさ
そしてこの暖かいお天気。ハワイにも寒い時期はありますが、凍死することはまずありません。本土の厳しい冬の寒さでは生き延びれないホームレスもハワイでは生きられるんです。本土では政府がホームレスにハワイへの片道切符を無料で渡す、という話もよく聞きます。
100ドルが10ドルになるフードスタンプ
ハワイ(アメリカ)では低所得者用に住宅がほぼタダのような値段で提供されたり、フードスタンプと呼ばれるチケットが渡されたりします。
以前、スーパーのレジに並んでいたときの事。我が家は1セントでも安く!とけちりにけちって買うものを決めてレジに並ぶのですが、前にいた人のカートにはおいしそうなお菓子やら高い魚、肉などがふんだんに入っています。
お会計が確か100ドルはゆうに超えていたのですが、このフードスタンプを使うと10ドル位に下がりました。
ハワイでは残念なことに、この「低所得者層」内にいるために仕事をセーブしたりする人がたくさんいます。日本人でも結構います。「これ以上働くとフードスタンプもらえないんで」と堂々と!言って週に何時間かしか働かない。
フードスタンプ以外にも低所得者には保険料も免除されます。免除を受けるためにわざと働かないのもどうかと思うけど、どうしても納得いかないのは日本人でとっても裕福な人が日本での収入はあるけど、「アメリカでの収入はないので」と申告し、フードスタンプや保険をもらってることです。
お金たんまり持ってるくせに!こういう保護は本当に困ってる人のためのものだよ!あんたらがもらう保護のお金は私達の税金なんだよ!って言いたい。さらに理解できないのは堂々と保護を受けてる事をこうやって周りにペラペラしゃべってしまうこと。
ハワイはパラダイス。でも実際暮らしてみると生活していくのはそんなにラクではないのが実情です。