
アメリカはフリーの国とよくいいますが、私が初めてちゃんとアメリカを知った時に、フリーという言葉はちょっと違うなと感じました。私は固定されたものや、決められたことが嫌いで、思い立ったら即行動、自由奔放に生きていくことが好きです。
フリーの国アメリカに憧れがあり、渡米しましたが、いざ生活してみると、細かいところは日本より厳しいです。
喫煙について。渡米した時、私は喫煙者でした。日本でも、最近は分煙していたりと、喫煙者の肩身が狭くなってきていると思いますが、アメリカで、室内での喫煙は法律で禁止されています。レストラン、カラオケ、屋根があるところはすべてダメです。
屋外でもビーチや公園などの公共の場は禁煙で、灰皿が設置されている場所のみは喫煙ができます。2016年から、21歳以下の方のハワイでの喫煙が禁止されました。以前は18歳から喫煙が可能でしたがアメリカで一番初めにこの法律を開始したのがハワイでした。
ゆくゆくは他の州でも21歳からにするとの事ですが、今のところハワイとグアムは喫煙および購入も21歳以上、カリフォルニアは18歳のミリタリーの方はたばこの購入、喫煙が認められていますが、ミリタリーではない方は禁止となっています。
アリゾナ、ミシシッピ、マサチューセッツ、カンザス、イリノイ、ミズーリ、ニュージャージー、ニューヨーク、オハイオ州の一部の都市は喫煙および購入が禁止となってます。州によってはその州で定められた年齢に満たない方にたばこを買ってあげることも禁止されていて、罰せられるそうです。
海外では禁煙マークの下にSmoke Free という標識をよくみかけると思います。私は意味が分かりませんでした。禁煙マークなのにもかかわらず、スモークフリー、つまり喫煙は自由ですよという意味の看板だと思っていましたが真逆です。
たばこの煙のない環境を意味します。ですので、No Smokingと同じ意味になります。
お酒の制限。日本では20歳から成人となり、たばこもお酒も飲めるようになります。アメリカでお酒が飲めるようになるのは21歳からです。いくら自分の国ではお酒が買える、飲める年齢だからと言って、アメリカに観光に来ている間はアメリカの法律に従わなくてはいけません。
ちなみにアメリカはお酒が買える時間が限られています。夜の12時から、朝の6時まではどこのお店でもお酒を購入できません。公共の場でのアルコールは禁止です。日本では電車に乗りながらでも、歩きながらでも、お酒を飲むことはできますが、アメリカではダメです。
たまに紙袋にビール瓶を隠しながら飲んでいる人も見かけますが、それも基本は違反です。誰かがやっているからといっていいわけではありません。栓が空いている飲み物が車の中にあってもいけません。ドライバーが飲んでいなくても、助手席、後部座席、関係なく違反です。
アルコール類は必ずトランクに入れましょう。意外と、お酒やたばこに関しては厳しく、写真付きの身分証明証を見せないとレストランでもお酒が飲めなかったり、購入できないので、夜にお出かけする際には身分証、もしくはパスポートを持ってお出かけをおすすめします。
ジェイウォーク。横断歩道のない道路での横断が禁止されています。知らずにポリスの前で渡ってしまって、罰金なんてこともよくあるそうです。大体$100前後の罰金だそうです。私は切符を切られたことはありませんが、観光者がジェイウォークをしてポリスにつかまっているのを目撃したことだあります。
信号機のない横断歩道では、歩行者が常に優先ですが、横断歩道がない道路では歩行者を見かけても、車は止まる義務がないので、ドライバーは歩行者を気にかけていません。ワイキキは全体的にスケートボードも禁止です、こちらも罰金です。そして、自転車は歩道ではなく、車道を走りましょう。
海亀に触れたら罰金。ハワイでは、よくホヌが見られます。ホヌとはハワイ語で海亀です。ノースの方に行くとホヌがビーチでお昼寝していたり、間近で見ることができますし、ワイキキビーチでもサーフィンやサップ中に目撃することもできますが、ホヌはハワイ州で神聖な生き物として守られており、海の守り神と言われています。
海で遊ぶ子供達やサーファーをサメから守ったなどの伝説があるそうです。触ると罰金です、しかも結構な高額。ビーチで寝ている姿はとてもかわいく、守り神と言われていたら触れたら幸せになれそうなどと思いますが、間違っても触らないように気を付けてください。
洗濯物。ハワイではベランダの事をラナイと言います、ラナイに洗濯物を干してはいけません。これは見た目の問題のようです。お日様がカンカン照りでも、外に干してはいけないんです。最近できた新しいコンドミニアムはラナイすらありません。
日本では各家に洗濯機があるのはほぼ当たり前ですが、アメリカは小さいアパートなどは洗濯機がないお家もあります。もともと洗濯機を置けるようなスペースまなく、コインランドリーで洗濯物をするのが普通な家庭もいます。
大きなコンドミニアムには各ユニットに洗濯機、乾燥機がついている家もあれば、コンドによっては、洗濯機と乾燥機が設置してある階があります。大きなコンドで家の中に洗濯機がないのは意外と大変です。たくさんの人が生活しているので、自分が洗濯をしたくても、洗濯機がすべて使われていたら、時間をあけて出直しです。
洗濯をしている最中に友人に食事に誘われて取り出しを忘れてしまうなんてこともあります。
一瞬でも子供を一人にさせてはいけません。12歳以下の子供には、必ず大人が一緒にいなくてはいけません。子供が寝ている間にお買い物や、車の中で待たせていたり、逆に子供一人でお買い物に行く事も禁止されています。虐待とみなされますので、罰金もしくは逮捕される可能性もありますので、気を付けましょう。
親御さんは日本では夜の23時から朝4時までは未成年の外出をさせないよう努めなければいけないが、アメリカでは逆に言えば、親御さんが一緒なら何時でも子供を連れて出歩けるという事になります。
意外と規則が多いハワイです。楽しく旅行で来ているのに、知らなかったじゃ済まされない無駄な罰金や警察沙汰にならないように、事前にルールを知っておいた方が良いです。