ハワイ留学の孤独は、自分の心を深める貴重な時間だと思う
- 2016/3/19
- ハワイへ留学したい

ハワイに来てからひとりの時間がとても増えました。日本にいる時は、ひとりになる事がほとんどありませんでした。毎日忙しく仕事して、友達や家族とたくさん時間をすごしました。
私はもともと寂しがり屋の性格で、一人でいる事が耐えられない性格。週末も何かしらの予定が埋まってないと不安になるタイプ。とにかく何もしないで一人で家にいる事が嫌い、というか不安。
留学したいと思った時、こんな私がハワイで一人でやって行けるのかが最大の課題でした。旅行では行ったことがあるけど、知り合いは全くいない。でも、とにかく日本での生活から一度抜け出したかった、何かを変えたかったからハワイに来ました。
最初はやっぱり辛かったというのが本音。ハワイに来てからの時間は、慌しかった日本での生活が嘘のようにゆったりと流れています。こんなに時間がたっぷりあって、しかも一人。どうやってこれから過ごそうか。
英語もしゃべれないし、ヤバい。怖い。これからどうする?どうしよう?!少しパニックに陥る。この怖い時間は3ヶ月くらい続きました。でも、学校に通い、一所懸命英語をイチから勉強。放課後も結構一人で勉強しました。
学校ではあのまま地元で仕事だけしてたら出会わないであろう、という人達にたくさん出会いました。年齢もさまざまです。
高校を卒業したばかりで、これからアメリカ本土の大学入学を目指す少年。お子様を亡くされたあと、新しい事に挑戦したいとハワイ留学を志された80代目前のご婦人。ご主人からDVを受けて、やっと離婚が成立してハワイに来れたという女性。
働き過ぎて燃え尽きてしまい「ふらーっと」ハワイに来てしまったという女性。ハワイで婚活目的で来た女性。とにかく「自立したい」という思いだけで来た女性。ハワイに来て、世の中には色んな人がいるんだなー、と30代後半にして痛感しました。
こういった人々との出会いを通して、自分について考えることがとても増えました。自分は一体なんでここにいるのか?これからどうしたいのか?何ができるのか?何が自分にとっての幸せなのか?など、一人でゆっくり考えることが増えました。
ハワイに来てから自分と向き合う時間がとにかく増えました。今思うと、日本ではこうやって自分と向き合うのが怖いので、一人でいる時間を避けていたんですね。でもなんで怖かったんだろう?それはきっと自分に自信がなかったのです。
そんな自分を直視するのが怖かったんです。でもハワイに来て、ゆーっくり時間をかけて直視してみた。そうすると、「そんなに自分、悪くないじゃん」と思い始めました。あんなに一所懸命日本で働いて、まじめにがんばって来た。
周りの人も大事にして来た。今もこうやって一生懸命英語の勉強をしている。自堕落な生活も決して送ってこなかったし、これからももちろんそんな生活をしないであろう。
孤独なひとり時間の中で、こうやって時間をかけて自分自信をポジティブにとらえる事ができ始めた。ずーっと下を向いてきたけど、やっとまっすぐ前を向ける気分になりました。
これができた時、初めて自分の足でしっかり立って自立した気持ちになりました。ハワイに来た当初の孤独で不安な時間は、今から思うと自分にとって必要な時間だったのです。出産してから、また「ひとり時間」は減りました。
今ではあの孤独感が懐かしくすら感じます。孤独は自分の心を深める、そして周りの人のありがたさを再認識できる、貴重な時間だと思えるようになりました。