自分の事をしっかり理解してくれる人を大事に
- 2016/3/2
- その他いろいろ

「嫌われる勇気」という本が日本でベストセラーになっていると聞きました。
本の内容はもとより、このタイトルにぐぐっと引き寄せられました。
「嫌われる勇気」。。。
学校で嫌われる勇気、職場で嫌われる勇気、社会で嫌われる勇気。自分にそんな勇気があるか問いかけてみましたが、到底小心者の私にはありません。。。学校で嫌われないようにがんばるのはわりと簡単かもしれません。
でも、社会人になって、特にある程度責任のあるポジションについている人は仕事をしていく上で悪者にならざるをえない事が多いです。会社・組織を守るために悪者になる、嫌われる、なんともやりきれない。。。
嫌われるのを恐れて部下の顔色、お客さんの顔色を伺ってばかりいる自分に嫌気がさすこともあるかもしれません。
「もっと堂々とピシャリと自分の意見を言えたらどんなに気持ちがいいだろう。」と感じたことは社会人の皆さんなら誰しもあるのではないでしょうか。
でも、嫌われるのが怖い。
嫌われて自分をサポートしてくれる部下が辞めたらどうしよう、という恐怖。会社の同僚、部下が全員敵に回ったらどうしよう、という恐怖。
でも、言うべき事を言わないと、しっかり相手に伝わらない。伝わらないと、仕事が進まない、会社の利益につながらない、お客様にいいサービスが提供できない。お客様にいいサービスが提供できない=結局自分がいい仕事ができてない=ダメな自分、という事になります。
それでいいのか?嫌われるのが怖いから問題を放置し、自分の仕事ぶりの評価が下がる。自己嫌悪に陥る。全然よくない。じゃあやっぱり勇気を出して嫌われるべきなのか?
どうやったら嫌われる勇気が湧くのか。おそらく自分の中で誰に嫌われても揺らがない仕事に対する「ゴール」とか、「熱意」があれば、自然に人からの評価が気にならないのでしょう。
でも、それって難しい。そんなゴールや熱意を持てない状態で働いてる人がたくさんいます。じゃあどうすればいいのか。
世の中ではKYが悪とされています。でも、空気を読む事に夢中でいると、自分の言いたい事も言えない、やりたい事もできない。「嫌われる勇気」を持つのがまだ難しければ、「KYになる事を恐れない勇気」を持つことから始めてみてはどうでしょうか。
与えられた仕事を達成するため、お客様に満足の行くサービスを提供するため、そして自分の仕事が評価されるためにはどうすればいいか。それはKYと言われても、ある程度の主張、つまり人前でしっかりと自分の意見を言ってみる事です。
人前で意見を言う、これは本当に難しいことだけど、少しずつでいいから始めてみてはどうでしょうか。KYは必ずしも悪ではないはずです。
「お客様に満足の行くサービスを提供する」、それだけで立派な仕事のゴールです。その気持ちがあるところにあなたの熱意は多かれ少なかれあるはず。
「世の中のため、他の人のために役立ちたい」と思って仕事をしていれば、決して会社の人間を全員敵に回すことはありません。自分を嫌う人間は出てくるかもしれない。
でも、そんな人間は相手にしなければいい、うわべだけで適当につきあっていけば良い。自分の事をしっかり理解してくれる人をとことん大事にしていれば絶対にいい仕事ができる、そう信じて私は毎日がんばってます。